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サクッと行ける海外旅行についてつらつらと書いていきます

タイトルまんま。誰でも旅行に行けるんです、ということをちょっとだけ発信していきたいわけです。たまにテレビのことなど、非旅行のことも。

中国(重慶)の高速鉄道のチケットは意外に簡単に買えるよ

 重慶に無事到着することができたわけだが、一連の投稿内容に関して改めて説明しておこうと思う。1年半ほど出かけていなかった反動もあり、今回の中国旅行は(気の早い)夏休みという気持ちで出かけている。そのため、少し長めの910日の日程を組んでいる。9日を使って重慶成都(その周辺)を巡ることで、身をもって体験した中からいくつかの34日で収まるコースを提唱できれば、と。これから綴る内容は、その一つである『34日で巡る重慶成都 5万円の旅』と思っていただければありがたい。

 

 空港に到着し、15000円ほどを人民元へ両替(900元ほどに)。俺が旅行していたときは1元=17円台をウロチョロしていたわけだが(以後記す金額は1元=17円換算とする)、現在は急激な円高の影響で1元=15円台を推移している。今渡航している人たちがうらやましいぜ。

 

 重慶江北国際空港は、国際線(T1)と国内線(T2)でターミナルが分かれている。両ターミナルを結ぶ無料のシャトルバスが15分間隔ほどで運行しているが、歩いて400Mの距離なので徒歩での移動も簡単だ。重慶市街地へは、空港と直結するメトロ(といっても半分くらい地上を走る)を使うのが便利だろう。地下鉄の乗り場は、国内線(T2)の7番出口付近にあるため、T2に移動することを忘れないように。

 現在、北京や上海が同様の仕組みか定かではないが、少なくても重慶成都の地下鉄を利用する際に気を付けてほしいことがあります。上写真はチケットマシーンだが、紙幣に関しては5元札、10元札、20元札しか受け付けてくれない。1元札は利用不可のため、1元を利用する場合は硬貨のみの使用となる。当然、50元札、100元札は使えない。中国では、現在偽札が出回っているため、公共機関といえども50元や100元の使用を嫌っている風潮があるらしく。そもそも人民元でもっとも高額な紙幣は100元(20ドル札みたいな感覚)。中国ほどバブルに沸く国の最高紙幣が20ドル札相当というのもおかしな気もするけど、これも偽造紙幣を懸念した結果の判断だという。500元札が誕生したところで、格好の偽造のターゲットになるし、自販機に突っ込んでおつりでバカ儲けってなるわけです。事実、公共機関やデパート、綺麗な商業施設などで50元札や100元札を差し出すと、必ず偽造チェックのための機械に紙幣を通される。「偽札じゃねぇよ……失礼だな!」などとイライラしていたらキリがないので、寛容な気持ちでチェック機にお金が吸い込まれる光景を眺めていてほしい。

 

 地下鉄の初乗りは2元(約34円)。1時間ほど乗り、相当遠い場所まで行っても7元か8元しかかからない。最長期間利用しても、地下鉄料金は約140円ということになる。ちなみに街中を走るシティバスは、一律2元(約34円)。中国はことごとく公共機関の乗り物が安価であるため、移動費を限りなく低コストで抑えることができるのも大きな魅力と言える。公共機関に関する情報は後述するため先を急ぐが、5元以内で収まる移動方法が多いため、財布の中身は自ずとおつりとして出てくる1元札や1元硬貨が増えていくことになる。バスに乗る際に必要な2元は、日本のようにおつりが出てくるシステムではないため、バスに乗る際はきちんと2元を用意すること(5元札を出したら、「おつりがないから乗らないでくれ」というリアクションをされる)。地下鉄を利用する際は5元札か10元札、または硬貨を準備していく必要があることを念頭に置いておこうな。

 

 重慶は、省と同格の一級行政区画である「直轄市」扱いを受ける都市だ。北京市上海市重慶市、天津市の4市があり、重慶は唯一西部方面で直轄市扱いを受けていることになる。現在、中国政府が進める西部大開発の玄関口ということもあり、車窓からはおびただしい数のタワーマンションや高層ビルの建設風景を拝むことができる。南に流れる長江と北から流れる嘉陵江に囲まれる浮島のようになっている渝中区と呼ばれるエリアが市の中心部となり、空港からメトロを利用すると約1時間で到着することができる。

 上が嘉陵江サイド、下が長江サイドとなるわけだが、覇を争うように高層建築が乱立するさまは圧巻としか言いようがない。俺が予約した宿は、中心地である渝中区に位置する大渓溝駅にほど近い「Only Cafe and Backpacker」なるホステルだった。シングル(もしくはダブル)の部屋が取れずドミトリー(1日約800円)にしたが、さして疲労感もないため1日くらいならドミトリーでも問題ないと踏んだ。ちなみに、中国の都市部のホステルなどではデポジットを取ることが一般的(100元程度)になっているので、こちらも合わせて覚えておいてほしいです。

 

 短期間の場合、宿に関しては事前に日本ですべて予約していく方がベターだろう。1週間以上の旅行となれば、要所のみ(初日、最終日、宿が少なさそうな場所など)事前予約して、あとは飛び込みなり現地でリサーチする方がいいと思う。中期間以上の旅行にも関わらず、すべて宿を決めて出かけてしまうと、余白を楽しむ面白さに欠けること、さらには訪問日がズレた際にキャンセル料が発生してしまうことから、あまりオススメはしない。行間と余白を多少なりとも楽しむ“ファジー”な感覚は持っていてほしいと願う。そして、中国では英語は通じないことが基本という認識を持つこと。だからこそ、口コミサイトで少なくても宿に関しては、英語が話せる人がいるか否かの確認はしておいたほうが無難だ。後述するが、Wi-Fiがあればなんとかなるが、“備えあれば憂いなし”ということは、万国共通よ。

 宿のマネージャーは英語ができる人物だったので、オススメの食堂やらスポットの情報を手書きで懇切丁寧に説明してくれた。翌日に成都に移動することを決めていたオレは、噂の高速鉄道で移動したい気持ちを固めていたが、事前に調べる限りでは、「鉄道チケットが容易に手に入らないのではないか?」という不安があったため、マネージャーにその旨を相談したところ、「バスよりも鉄道がいい。簡単に入手できる」と即答された。

 

 そもそも事前にオレが心配していた事案は以下のような点に対してだ。

 

1:チケット購入のため長蛇の列に長時間並ぶことになるのではないか?(割り込み当たり前とか聞いたぞ)

2:外国人はチケットを当日にしか買えないのではないか?

3:売り切れていて、最初からバスのチケットを購入する方が時間も手間もかからないのではないか?

 

 主にこの3点に不安を覚えていたのだが、すべては杞憂でした。まず「1」の点だが、並んでもせいぜい15分程度(上海や北京はもっと並ぶとも)。少なくても重慶では割り込むような輩もいなかったし、夕方の多忙な時間帯でも長蛇というほどの列にはなっていない。外国人と違い中国人は自動発券機でも購入できるのだが、対人窓口で購入する中国人は相変わらず多い。とは言え、許容範囲の列なので過度に心配する必要はないだろう。次に「2」に関してだが、当日~2週間以内のチケットが購入できるため、先の予定になればなるほど空席が有り余っている状況となる(休日は埋まりやすいので注意)。重慶成都間のように1日何本も運行しているような区間は、目前に迫った翌日の鉄道でもオレのようにすんなり手配できるはずだ。というわけで、「3」も解決となる。

 

 駅のチケットオフィス(售票处)で窓口対応するスタッフとは、中国語でのやり取りが基本となる。そのため紙に「日付 行先 時間帯」、この3つを中国語で書いて用意しておくことが望ましい。オレの場合でいうなら、「68日(明天=明日) 重慶成都 在后14小时(14時以降)」という具合だ。この3つを提示すると、目の前のディスプレイに該当する鉄道の時刻表が表示され、あとは乗車したい時間帯の列車の番号を筆談で意思表示すればOKだ。座席は何も言わない限り勝手に2等席(日本で言う普通席)がチョイスされる。パスポートを提示して、名前とパスポート番号(塗りつぶし部分)を入力してもらえば発券される、といった具合だ。発券まで5分ほど。重慶から成都までは2等で154元(約2600円)という安さである。

 念のため、「高鉄でも動車でもどっちでもいい」と書いておくとよりスムーズかもしれない。中国の高速鉄道CRHと呼ばれ、いくつかタイプが分かれており、時速300キロ運転をする最高速タイプ「高鉄」、時速200キロ以上で運行する「動車」などが存在する。値段もほとんど変わらない上に乗車時間もあまり変わらないため、正直どっちでも良い話なのだが、窓口スタッフ的には「高鉄と動車、どっちにする?」「これは高鉄じゃなくて動車だけど大丈夫か?」と気になるらしい。たしかに、日本でも筆談のみ意思疎通が可能な外国人が窓口にやってきて、「日付 行先 時間帯」だけを伝えてきたら、「のぞみ/ひかり/こだま、どれでもいいのかよ?」と気になってしまう部分はあるかもしれない。そんなわけで「高鉄でも動車でも」とフォローしておくと、より話が早いと思う。

 重慶には、重慶駅と重慶北駅という二つのターミナルがあるが、高速鉄道のターミナルは重慶北駅となる。高速鉄道のチケットも重慶北駅でしか購入できないので注意してほしい。バスターミナルは重慶駅と隣接しているため、重慶駅に向かいがちだが、高速鉄道は北駅。なにかとややこしい。次回はWi-Fi等に関して説明しようと思う。それではまた。